係争と紛争の違い

係争と紛争の違い

- 概要 -

係争とは、当事者同士が訴訟で争うことを言う。紛争とは、争い事全般を争う総称で、裁判や戦争などの武力衝突なども幅広く含む。

- 詳しい解説 -

係争とは、何かのもめごとの当事者が、訴訟によって争うことを言う。主に「係争中の事件ですので、コメントは差し控えます」のように、「現在裁判で争っております」ということを言うのに使われる言葉である。実際の運用上では、他の場面での使用されることは極めて珍しい。

紛争とは、争い事を表す総称である。そのため、紛争に含まれる争い事は、ごく小さなもめごとから始まり、武力による衝突まで幅広いものである。

紛争という言葉で表されるのは、基本的に物事がもつれて争いになったものを言う。そのため、裁判で当事者が争うことは「法廷紛争」ということもある。経済分野でも紛争はある。例えば、WTOなどが仲裁するような貿易不公正は国と国同士の「経済紛争」である。他にも、宗教紛争といえば、同じ宗教内であっても、中心とする経典などが異なるため、厳しい思想の対立を招くことがある。また、武力行使を伴う紛争もある。武力紛争も、一つの国の中での武力衝突から、国と国の武力衝突、つまり戦争も一つの紛争である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。