草と芝の違い
- 概要 -
草とは植物の中で、茎の部分が木のように硬くなく、背の低いものの総称で、芝はイネ科の多年草のことを言う。
- 詳しい解説 -
草は植物の中でも、木質の部分が発達していないもので、地上部が柔らかいものの総称である。
芝とは、イネ科の多年草で、背が低く、地面を這うように広がって増える植物である。葉は細長く、茎も針金状に細い。褐色の花もつけるがあまり目立たない。公園や民家の庭、運動場などに植えられることが多い。踏みつけに強いものもあり、そういった種類は運動場に植えられる。
芝には日本芝と西洋芝があり、日本芝は夏には緑色をしているが、冬になると枯れて褐色になる。西洋芝は日本芝と同様に冬になると枯れるものもあるが、冬も緑色を保つ種類もある。こういった冬型の芝は日本では冬季に低温にさらされる東北から北海道に植えられる。日本芝は日本に自生していた植物で高温多湿の日本でもよく成長する。通常、民家の庭などに植えられる種類の芝は水やりや刈込などの管理の手間がかかるものであるが、野生の芝はアスファルトの間から生えてきたりすることもあるほど生命力が強いものである。
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