希望と野望の違い

希望と野望の違い

- 概要 -

希望は願いや望みのことで、ある事柄の実現をのぞむことを意味しているが、野望はその中でも特に野心を伴っていたり、分不相応な望みであるものをいう。

- 詳しい解説 -

希望は、ある事柄の実現を望むこと、願うことを意味している。さらに、未来に対する見通しの意味もある。

一方野望は、希望同様にある事柄の実現を望むことを言うが、中でも特に野心を備えた望みや、その人の身の丈に合わない分不相応な望みのことをいう。

「野望」がよく使われるのは、会社などの組織における出世の望みであったり、戦国時代などの乱世において下剋上を果たそうとする望みであったりする。いずれも、平社員や足軽のような組織の最下層の身分であるものが、その境遇を脱し、社長や大名などの最上層へと進出する希望を抱いている時には、野望を抱いていると形容される。というのは、最下層から最上層への出世は困難が多く、望みが成就する可能性が著しく低い。そのため、そういった望みは身の程を知らない望み、大それた野心であるとされ、希望ではなく野望となるのである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。