株式と社債の違い

株式と社債の違い

- 概要 -

どちらも株式会社の発行するものであるが、株式は会社の株主として議決権をもち、社債は議決権を持たない債権である。

- 詳しい解説 -

株式会社とは株式を発行し、その資金で事業を行う会社のことをいう。株式を買った人は株主と呼ばれ、会社で利益が出た場合には株式を根拠に配当金として利益の一部を受け取ることができる。また、株式が公開されていれば株式市場にて取引の対象とされ、その価格(株価)は時々刻々と変化する。

株式とは上記のように株式会社が事業を行うために発行する債券のひとつであるが、株式を保有するということは、その会社に対して議決権を持つということ、すなわち会社の経営に対して注文を付けることができるということで、株主総会がその機会となる。

社債とは同様に株式会社が資金調達のために発行する債券で、会社が事業を継続または拡大するときに発行される。簡単に言えば借金の借用書のようなものである。そのため、上記の株式とは違い、株主総会での議決権などはなく、単なる金融債権があるのみである。ただ、社債のなかでも、一定の条件の下で株式に転換できるものであったり、株式を一定の値段で引き受けることができるものなどがある。
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