確定と決定の違い
- 概要 -
確定も決定もどちらも何かの物ごとがはっきりと決まること、またははっきりと決めることを意味しており、大きな違いはない。
- 詳しい解説 -
確定も決定もどちらも何かの物ごとについてはっきりと決めること、または物事がはっきりと決まることを意味している。そのため、両者に意味上の大きな違いはない。ただ、慣例的に確定か決定かのどちらかを使うという違いは多少ある。
例えば、決定であれば、決定的瞬間という言葉は何か物事が起こるあるいは起こったその瞬間のことを言うが、確定的瞬間とはあまり言わない。逆に確定判決では裁判がすべて終了し、不服申し立てなどができなくなり判決内容が動かせなくなったものをいうが、これは決定判決とは言わない。このように両者が置き換えができないものもある。
確定は、結論が決まるまでの間に複数の候補の間で決断が揺らいでいる時期がありその後決まった、というイメージがあるが、決定であれば、そのようなイメージもありつつ、いわゆる鶴の一声でためらうことなくあっさりと決まったパターンが想起できる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。