アルビノと色白の違い
- 概要 -
アルビノは体内で色素が産出できない白色の個体のことで、色白は単に皮膚の色が薄いまたは白っぽい個体のこと。
- 詳しい解説 -
アルビノは白子とも呼ばれる白化型の変異個体を言う。体内で生産されるはずの色素が遺伝的に欠損していて産出できないため、体色が白または白に近いほどの淡色となる。体色を出現させる色素はメラニン色素であるが、これを生成するために必要な酵素のチロシナーゼの作用が阻害されていることで色素が産出されない。原因は遺伝的なものである。日本で神の化身などとされる白蛇やインドでも特別視される白牛などもこの個体である。
ウサギというとよく体毛が白く目が赤いものが想起されるが、これもカイウサギというアルビノが品種として固定されたものである。ちなみに冬になると体毛だけが白くなるウサギもいるがこれはアルビノではない。両者の区別は目が赤か黒かである。アルビノの場合目の色素もないため血液の色が透過されて赤く見える。
対して色白は肌の色が他よりも白いことを意味するもので病気などではない。日本では色が白い女性の方が好まれる傾向にある。長期間紫外線に当たらなかったことで皮膚の色が白くなっても色白になったと形容されることもあるため、アルビノとは違い、当人のコンディションでも色白かそうでないかは変化する。
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