アトピーと乳児湿疹の違い

アトピーと乳児湿疹の違い

- 概要 -

アトピーとはアトピー性皮膚炎のことで、皮膚にアレルギー症状が出ている病気のひとつである。乳児湿疹とは、乳児期に出る湿疹の総称である。

- 詳しい解説 -

アトピーとはアトピー性皮膚炎のことである。アトピー性皮膚炎はアレルギー反応が皮膚に出てくる病気の一つである。体にかゆみを伴った赤みを帯びた湿疹がでて、それが慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返しながら継続する。一般に乳児では2か月以上続くとアトピー性皮膚炎とされる。

乳幼児期のアトピー性皮膚炎は、かゆみと湿疹の他に、顔から始まって体幹から四肢へ広がるまたは移動していくという特徴を持っている。

乳児湿疹とは、乳児期に発症する湿疹の総称である。そのため、乳児期から発症しているアトピー性皮膚炎はこのカテゴリーの中に含まれる。乳児湿疹は乾燥するタイプもあれば、湿ってジクジクするタイプもあるため一概にどのような湿疹が乳児湿疹であるとは言い難い。

典型的なものとしては、新生児にきび、乳児脂漏性湿疹、おむつかぶれ、食べ物アレルギー、あせもなどがある。新生児ニキビは母親の女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が多くなっている新生児期に特徴的で、思春期と同じようなニキビが顔にできることが多い。乳児脂漏性湿疹は頭部や顔面に黄色のフケのようなものやかさぶたのようなものができるもので、これも母親からのホルモンの影響である。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の診断は専門医でも難しいことが多いため、素人ではほぼ見分けがつかない。
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