合うと会うの違い

合うと会うの違い

- 概要 -

合うは二つ以上のものが一つになるまたは合致することで、会うは人同士が偶然または故意に面と向かって顔をあわせること。

- 詳しい解説 -

両方とも読みは「あう」であるが、合うは二つまたはそれ以上のものが近寄って一つにくっつくことをいう。また、あるものが別の何らかのものを基準とみたときにそれと一致することをいう。例えばこの本の大きさに合ったカバーを付けてほしい、というときはこちらを使う。この二つまたはそれ以上のものは主に非生物同士を対象としていて、意見や話などのような抽象的なものでもよい。

会うは主に、人間同士が故意または偶然に人と顔を合わせること、つまり対面することをいう。旅行先でばったり隣人に会ったという場合にはこちらを使う。また試練や難問などの物事に出会う場合にも使われる。この場合はあう主体は人間であり、客体は生物でなくともよい。他に事故や災害などの好ましくないことが自分に降りかかることにも使われる。この時漢字としては一般的には「遭う」を使用する。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。