沸点と沸騰の違い
- 概要 -
沸点とは、液体が沸騰する温度の事で、気圧によって変化する。沸騰とは、液体を熱した時に、煮え立って表面からだけでなく内部からも気化し出して気体になる事。
- 詳しい解説 -
沸点（沸騰点）とは、液体が沸騰する「温度」の事である。液体の飽和蒸気圧が外の圧力と等しくなった時に液体が沸騰する為、沸点は気圧によって変化する。気圧が高くなると沸点も高くなり、気圧が低くなると、沸点も低くなる。一般的に沸点といえば、大気圧が１気圧の時の温度の事を指す。気圧が変化しなければ、液体（純粋な液体の場合）が全て蒸発しきるまで同じ温度を保ち続ける。
沸騰とは、液体を熱した時に、煮え立って表面からだけでなく内部からも気化し出して気体になる「現象」の事である。沸点は沸騰する「温度」の事で、沸騰とは別物である。温度に関係なく表面から気化していくものは「蒸発」と呼ばれ、区別される。内部で気化した時に気泡が生まれ、ブクブクをと泡立ち始め、外気と触れる表面までのぼり弾ける。
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