逮捕と身柄確保の違い
- 概要 -
逮捕とは、刑事事件で被疑者を拘束して、一定の期間留置する事を指し、身柄確保とは、容疑者を捕まえて警察の管理下に置く事である。
- 詳しい解説 -
逮捕とは、刑事事件で被疑者を拘束して、一定の期間留置する事を指し、現行犯以外の場合や、重大犯罪の嫌疑者に対する緊急逮捕時以外は、裁判所が出す逮捕状が必要となる。被疑者が逃亡したり、犯罪の証拠を隠したりするのを防止する目的で行われる。逮捕される事を、「手が後ろに回る」といった言い方をする事もある。逮捕は身柄を拘束できる時間が４８時間と決まっており、その間に証拠物等と一緒に検察に送致する手続きをしなければならない。
身柄確保とは、容疑者を捕まえて警察の管理下に置く事である。「逮捕」とは違い、法律上には無い用語である。逮捕状等は必要ない。あくまで任意であり、拒否されると出来ない事もある。本当は逮捕出来る状態にあるが、逮捕の「４８時間のリミット」がある為に、敢えて身柄確保に留めておく事は多い。
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