所行と所業の違い
- 概要 -
所行も所業も、その行いや、ふるまい、行為の事を指し、尚且つ良くない内容のものを指す言葉である。良くない行為である事を指し示す場合は、「所行」よりも「所業」を用いる場合が多い。
- 詳しい解説 -
所行も所業も、その行いや、ふるまい、行為の事を指し、尚且つ良くない内容のもの（悪事）を指す言葉である。良くない行為である事を指し示す場合は、「所行」よりも「所業」を用いる場合が多い。やや古めかしい言い方の為、普通に話し言葉で使う際には、「しわざ」や「おこない」という風に言われる方が一般的である。
例えば、「こんな残忍な事をするなんて、人間の所業とは思えない」「鬼畜の所業」「神をも恐れぬ所業」「目にあまる所業」「けしからん所業」「血も涙もない所業」といった使い方をする。いずれもその行われた悪事に対する嫌悪感や、行った者に対する非難感情が前提としてある為、「所業」という言い方に加え、更に非難する言葉が被さっている。
その行為を判断する人の価値観によって、何が「所業」になるかは変わってくる。
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