上申書と嘆願書の違い
- 概要 -
上申書とは、相手に意見や提案をする意味あいで使うものであり、嘆願書とは、相手にお願いをする意味合いで使うものである。
- 詳しい解説 -
上申書とは、上部機関や上司等に対して、意見や提案をしたり、事情を申し述べる意味あいで書かれた書類の事である。法的な手続きを踏まない為、必ず通るものではなく、ただ意見として伝えるためのもの。犯罪被害者が加害者を厳罰に処すこと、逆に加害者が罪を軽くしてもらえる様に望む意見や事情等を裁判所や警察署等に伝える為に用いられる。
嘆願書とは、相手にお願いをする意味合いで使うものである。内容や使われ方に関しては上申書と大差無いもので、名前が違うだけで同じものとして扱われている事も多い。ただ、犯罪等があり、被害者が加害者を許す意思を書いたものは、上申書ではなく嘆願書とされる事が多い。
どちらの場合でも、「こうしてくれ、ああしてほしい」という気持ちだけをつらつらと書くのではなく、何故そう思うのか、何故そうしてほしいのか、一体どういった事情があるのか等を詳しく論理的に書く方が効果的である。
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