裁判と示談の違い

裁判と示談の違い

- 概要 -

裁判とは、争いごとや訴訟に対して、裁判所(裁判官)が法に基づいてどの様にするべきかの結論・判断を下す事である。示談とは、民事上の紛争を、裁判をせずに当事者間(もしくは代理人を通して)で話し合いを行い、解決させる事である。

- 詳しい解説 -

裁判とは、争いごとや訴訟に対して、裁判所(裁判官)が法に基づいてどの様にするべきかの結論・判断を下す事である。民事訴訟、行政訴訟、刑事訴訟がある。全て裁判所を通して行われ、弁護士を用意しなければならない等、示談とは違い、何かと時間と金がかかってしまうものである。判決に納得がいかなければ、控訴(不服申し立て)をする事が出来る。

示談とは、民事上の紛争を、裁判をせずに当事者間(もしくは代理人を通して)で話し合いを行い、解決させる事である。裁判とは違い、民事以外のものは、勝手に示談出来る物では無い。交通事故等の場合は、主に事故を起こしてしまった方が、追突された方にお金(治療費等)を払って解決させる場合が多い。被害者側がいったんはそれで了承したとしても、想像以上に治療に時間がかかったり、後になって後遺症が出た場合等は、再び争う事も可能である。

よく似た当事者間の話し合いに「和解」があるが、こちらは示談の様に、後々この紛争を蒸し返す事は出来ないものである。
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