原因と理由の違い

原因と理由の違い

- 概要 -

原因とは、物事を引き起こしたり、特定の状態になるに至る元となった事柄の事で、客観的な事実であり、明確な因果関係があるもの。理由とは、どうしてなのか、なぜそうなったのかという事情の事で、主観的で個人の価値観によって変わってくるものである。

- 詳しい解説 -

原因とは、物事を引き起こしたり、特定の状態になるに至る元となった事柄の事である。それが元となったという事は客観的な事実であり、明確な因果関係があるものを指す。その為、原則として同じ原因からは、同じ結果が生まれる。「理由」とは違い、個人の価値観等で結果が変わるものではない。良い結果よりも、悪い結果が起きた場合に対策を考える意味で調べられ、用いられる事が多い言葉。「失敗した原因を探る」「ストレスの原因を解消しなければ治らない」といった使い方をする。対義語は「結果」。

理由とは、どうしてなのか、なぜそうなったのかという事情の事で、主観的で個人の価値観によって結果が変わってくるものである。その為、その価値観によっては、「原因」の様に誰しもを納得させられない事がある。結論の「根拠」や「訳」という意味がありその他、「口実」「言い訳」といった意味もある。「原因」とは違い、良い事でも悪い事でも用いられる。「テストの点数が良かった理由は、毎日勉強したからだ」「テストの点数が悪かった理由は、隣りの席の人の鉛筆の音がうるさくて集中出来なかったからだ」といった使い方をする。対義語は「帰結(議論や行動が最終的な結果や結論に行きつく事や、その結果や結論の事)」。
現代はたくさんの言葉・ワードが星の数ほど存在しています。私たち人間は言葉の意味を知ってはいますが説明してくださいと言われると正確に答えることができないものです。そしてそのあいまいさがよく似た2つの言葉の違いの境界線をぼかしてしまっています。なんとなくわかってるようだけど実は違いの核心を理解できていないことが多いものです。本サイトはよく似た言葉や物事の違いを約600点ピックアップし、ことこまかにそれぞれの違いを解説しております。あなたが中学生以上であれば、理解に苦しむことがないようにわかりやすく説明できていると思います。「年間所得と年収の違い」がわかりますか?「当たり前と当然の違い」「アリと羽根アリの違い」「イエスとキリストの違い」「内税と税込の違い」「イワシとシシャモの違い」などなど。言われてみればよくわからない!!といった言葉が結構あるでしょう?実は私も調べるまでははっきりとした違いは分かりませんでした。時間があるときに、1日1つでも読んでみてください。塵も積もれば山となるで、あなたの知識はどんどん増えていくと思います。