痙攣と発作の違い

-　詳しい解説　-

痙攣とは、全身もしくは体の一部が、突然収縮を繰り返してピクピクしたり硬直する事である。酷い全身性のものの場合は、身体が反りかえって目が上を向き焦点が合わず、口から泡をふいたり、意識喪失が起こり、まるで全身が硬直してしまった様になる。痙攣が起きる原因は、ストレスやその部位を酷使しすぎた事によって神経に異常が出た事による物の他、脳に異常が出てしまった事が考えられる。乳幼児の場合は、脳が未熟で熱に弱い為、高熱によって引き起こされる熱性痙攣を起こす場合もあるが、おおよそ５分以内には治まり、痙攣が左右対称であれば良性の物である事が大半である。

発作とは、病気の症状が突然起きてしまう事で、内容はその病気によって違うものである。例えばてんかんの場合は、意識喪失や痙攣を起こし、喘息の場合は、止まらない咳や呼吸困難、心臓病の場合は胸の痛み、パニック障害であれば、動悸や震え、めまい等である。どの場合も発作を誘因する原因があり、それらをなるべく避けたり（心因性の物の場合は考えすぎない様にしたり、起きやすい場所を避ける等）除去する事によって、発作が起きにくくなり、ある程度予防出来ると考えられている。