経営者と労働者の違い

-　詳しい解説　-

経営者とは、企業等の経営方針を決めて、その運営や維持する為のシステムを作ったり策を練り、実行を指揮する人の事である。人に給与を支払う事によって労働力として確保し、働かせる雇用主の立場。実際に何か作業をするというよりは、大きい会社になればなる程、決断や判断が仕事の中心となる。自分の報酬は社の決まり通りの場合もあるが、自分で決められる事も多い。しかし、会社が倒産してしまった場合は、多額の負債を抱えなければいけない事もある。経営者は雇用している社員だけでなく、その家族の生活も支えていると考えても過言では無い位、責任のある立場である。

労働者とは、労働力を提供する事によってその対価として賃金を得る人の事や、賃金で生活をしている人の事である。経営判断はせず、与えられた仕事をこなすのが責任である。経営者よりも圧倒的に数が多い。肉体労働者と頭脳労働者の大別した場合、文明の発達により、昔よりも頭脳労働者が増えている。与えられた仕事をこなして家に帰れば自由で、経営者の様に四六時中様々な情報に対してアンテナを張る必要は無い。（職種によっては帰宅後も休まらないが）特別な能力が無い限りは、どの経営者（企業）に雇ってもらえるかで生涯年収がほぼ決まる。