売ると譲るの違い

売ると譲るの違い

- 概要 -

売るとは、代金と引き換えに、物や権利等を渡す事であり、譲るとは、自分の持っている物や権利、地位等を代金等の対価を貰わずに人に与える事である。

- 詳しい解説 -

売るとは、代金と引き換えに、物や権利等を渡す事である。一般的に渡す物の価値が高ければ高い程、代金(売値)が高くなる。詐欺等で、本当はたいした価値が無い物を、さも価値のある物の様に相手を騙して高額で売る場合もある。そのほか、仲間や自分の所属するグループ等を裏切る行為である「仲間を売る(秘密にしておくべき情報を流したりする事で、引き換えに自分だけ助かったり良い思いをする)」や、「顔と名前を売る」という様に、自分の顔と名前を広める事、「恩を売る」の様に、相手にお返しを期待した上で借しを作って恩を着せるといった使い方もする。

譲るとは、自分の持っている物や権利、地位等を代金等の対価を貰わずに人に与える事である。「売る」とは違い、対価を求めない。そのかわり、価値のある物の場合と、ゴミ同然の物の場合があり、後者は有無を言わさず押し付けられる事が多い。物を捨てるのに罪悪感がある人は、そうやって不要な物を人にあげて、罪悪感から手軽に逃れようとする傾向にある。その他、自分の物ではないが、自分の希望や利便性、効率等は捨てて相手の希望や快適さを優先する事も指す。例えば「電車で席を譲る」「道を譲ってあげた」「彼女に意見を譲った」といったものである。
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