ハイチの国旗の意味由来

ハイチの国旗の意味・由来
かつてフランス領だったハイチは、1804年に、世界初の黒人共和国として独立したんだ。1803年に国旗を決めた時に、フランス国旗から白を取り除いた、赤と青のタテ縞のデザインにしたんだよ。当時、白は抑圧する白人の象徴とみなされていたから取り除いてしまったんだって。その後、1940年に赤と青のヨコ縞になって、真ん中に国章が加えられたんだ。青はアフリカ系黒人、赤はムラート(黒人と白人の混血)を表していて、民族の団結という願いが込められているんだ。中央の国章には、高いヤシの木と、その頂上に自由を表すフリギア帽、6本の国旗と、2門の大砲、6本の剣がついた銃に、2本の錨(いかり)、2本のラッパ、2本の斧(おの)、軍太鼓、砲丸など、主に武器が描かれているよ。それらを描くことで、1791年以降、戦争を経験して独立した、という歴史を表しているんだ。下のリボンにはフランス語で、"L' Union Fait La Force"「団結は力なり」と記されているぞ。