ドミニカ共和国の国旗の意味由来

ドミニカ共和国の国旗の意味・由来
ドミニカ共和国の国旗のベースになっているのは、ハイチの国旗だよ。かつてハイチ領だったことから、上半分が青、下半分が赤のハイチ国旗をもとにして、白い十字をのせたんだ。これを考えたのは、建国の父フアン・パブロ・ドゥアルテだよ。そのあと、旗右側の赤と青を入れ替えて、十字の中心に国章を入れて、今のデザインになったんだ。赤は独立闘争で流された英雄や殉教者の血、青は平和、白は国民の無垢(むく)を表しているぞ。中央の国章もおもしろいから、よく見てごらん。盾型の紋章を囲むのは、スペイン語で、"Dios, Patria, Libertad"「神、祖国、自由」、と書かれた群青色のリボンと、国名が書かれた赤いリボン、そして左側には不死を表す月桂樹の葉、右側には自由を表すヤシの葉だよ。盾の中には、第1章が開かれた聖書と、6本の国旗、それに金の十字架が描かれているんだ。金の十字架は、束縛からの解放という意味があるんだって。