ロシアの国旗の意味・由来
ロシアの国旗は、オランダ国旗に由来しているんだ。ピョートル1世が、ヨーロッパの科学技術や軍事を学ぶために、イギリスやオランダ、プロイセンを訪問したときに、オランダ国旗を知って、参考にした、と言われているぞ。でも、この配色は、青いケープを羽織り、白馬に乗った聖ゲオルギウスが、赤い野原を駆けて、龍を退治する様子を図柄にした、モスクワ大公国の紋章の配色と近いことから、もともと伝統的な色の組み合わせだったんじゃないか、という説もあるんだよ。ロシアの影響力は大きいから、多くのスラブ系の国々で、同じ配色を使っているんだ。だから、白・青・赤の3色を「汎(はん)スラブ色」とも呼ぶぞ。ちなみに、色のそれぞれの意味は公式な説明はないんだけど、一説によると、白は高貴と素直さ、青は名誉と純粋さ、赤は勇気と寛大さ、という意味が込められているんだって。