リヒテンシュタインの国旗の意味・由来
リヒテンシュタインの国旗は、初めは冠のマークが入っていないシンプルなものだったんだ。青と赤の配色は、18世紀に、ヨセフ・ウェンゼル公の従者が着ていた制服から採用されたものだよ。20世紀にこの配色をもとにして国旗が作られたんだ。でも、1936年のベルリンオリンピックで、リヒテンシュタインの国旗がハイチの国旗と全く同じで、混乱を招いてしまったそうだよ。そこで、ハイチ国旗と区別するために、冠のマークを国旗に入れたんだ。この国旗の変更をしたときに、リヒテンシュタインの首脳がコメントを出しているぞ。「青は晴れ渡る空の色、赤は夕べに集う炉辺(ろばた)の色、そして冠の金色は国民と祖国と公爵家が心と精神で結ばれていることを示している。」冠は、公国であることと、国民との一体感を表しているんだね。混乱が起きてしまった結果の変更だったけど、リヒテンシュタインの特徴を示すことができる、とってもステキな国旗になったんじゃないかな?