トルコの国旗の意味・由来
この国旗は、1844年、オスマン帝国時代に決められたものだよ。赤は勇気の象徴として、700年以上の歴史があるトルコの民族色なんだ。中央の月と星にも、長い歴史があるぞ。三日月と星は、イスラム教のシンボルであり、守護や進歩と団結、という意味で、昔から使われてきたんだ。月は、ギリシア時代に、ビザンティウム(現イスタンブール)の守護神であった、月の神アルテミスのシンボルだよ。ビザンティウムが、コンスタンティノポリスと名前を変えて、聖母マリアに捧げられたときに、聖母マリアのシンボルである「明けの明星」が追加されたんだって。ちなみに明けの明星
っていうのは金星のことさ。三日月と星は、イスラム教のシンボルだから描かれているのではなくて、オスマン帝国が三日月と星の旗を使ったから、このデザインがイスラムのシンボルとして見られるようになったんだ。月と星の描かれた国旗は他にもいくつかあるから、探してみてくれよな。