デンマークの国旗の意味・由来
デンマークの国旗は、古語で「ダンネブロ」と呼ばれていて、「デンマークの力、赤い布」という意味だそうだよ。世界の国旗の中でも、最も古い歴史をもつ旗のひとつで、北欧諸国の国旗に見られる「スカンジナビア十字」のモデルにもなっているんだ。歴史ある旗だけど、1854年にデンマークがプロシアと戦ったときに、やっと法制化されたんだって。この赤地に白十字のデザインには、デンマーク人なら誰でも知っている伝説があるぞ。それは、1219年6月、国王ワルデマール2世がエストニアと戦っていた時、天から旗が舞い降りてきて、絶望的な戦況が一転、見事に勝利を収めた、というものなんだ。でも本当のところは、神の名において領土を広げようとしている国々の国王たちに、ローマ教皇が与えた旗のひとつが起源、と言われているよ。赤は神聖ローマ帝国の軍旗の色、白い十字はキリスト教を表しているんだ。