オーストリアの国旗の意味・由来
赤と白の組み合わせ、日本だとおめでたい色だけど、どうやらこの国旗の由来では違うみたいなんだ。12世紀末、第3回十字軍に参加していた、オーストリア大公のレオポルト5世が、イスラム教徒とのアッコンの戦いで、イスラム戦士の返り血を浴びたんだ。血を浴びて、ベルトの部分が白く残った軍服を、旗の代わりにしたことが国旗の由来だそうだよ。政府などが使う正式な国旗には、中央に国章の「切れた鎖を足につけた黒い鷲(わし)」が描かれているよ。でも、一般的には国章のないものが使われているんだって。オーストリアの国旗は、デンマークの国旗と並んで、現在も変わらず使われている、世界最古の国旗なんだ。エピソードはびっくりするものだったけど、昔から使われている、威厳ある国旗であることには違いないね。