モロッコの国旗の意味・由来
真っ赤な旗に緑の星、シンプルだけどかっこいいね。かつて、モロッコの旗には緑の星はなくて、赤の無地の旗だったんだけど、北アフリカの他の国にも無地の旗を使う国があったんだ。それで、「他の多くの赤い旗と区別する」ために、星がつけられたんだ。この星は、「スライマーンの星」というよ。スライマーンは、イスラム教の聖典である「クルアーン(コーラン)」に出てくる預言者のひとりなんだ。旧約聖書では、ソロモンとして登場しているぞ。緑の星は、古くから幸運のしるしとして、建物や衣服に使われていたんだって。緑色は、イスラム教を表す色でもあるよ。ベースカラーの赤は、王家伝統の色で、モロッコのアラウィット王朝や、預言者ムハンマドを示しているぞ。