ガボンの国旗の意味・由来
ガボンと聞いてもピンとこない皆さんのために、一言説明しよう。20世紀の3代ヒューマニストの一人として、マザーテレサ、ガンジーと並ぶシュヴァイツァー博士が医療のために自らを捧げたのがこの国だ。国旗のデザインにも彼の影響が表れていると言われている。トリコーロールを採用しているのは旧宗主国フランスの影響だろうが、色に込められたイメージは博士の影響だ。彼の著書「水と原生林の間で」のままに、水を表す青と原生林を表す緑が赤道を表す金色を挟んでいる。ただ、現在は意味が少し拡大されており、青にはギニア湾に面するこの国の船乗りたちのイメージ、緑はただの林ではなく豊富な地下資源も含む豊かな国土のイメージらしい。どちらにしても国のために国籍を超えて活躍した偉人への経緯に満ちた旗と言えるな。