エジプトの国旗の意味・由来
中東らしく、長く独裁国家を築いていたエジプトの国旗は、アラブカラー全開だ。長らくオスマントルコの影響下にあったため、昔は月と星というトルコのデザインを採用し続けていたが、その支配からの解放と共にアラブの3色を取り入れたようだ。ただ、他国と違うのは色に込められたメッセージだな。赤い色はアラブ特有の血の色というよりは革命前の状態を表し、白は無血革命を成し遂げたこと、黒は外国による支配にピリオドを打ったという意味らしい。過去の時代の流れを3色で表すなんてなかなかセンスがいいじゃないか。真ん中にはエジプトのシンボル「サラディンの鷹」が掲げられているが、胸にある盾にも本来は背景の3色と同じ色が使われているらしい。でも2重にこの色を使うのもくどいから、金色で良かったかも奈。