フィリピンの国旗の意味・由来
東南アジア唯一のキリスト教国家とも言えるフィリピンの国旗には、植民地時代の戦いの歴史が見え隠れする。まず目に留まるのは印象的な青と赤のコントラストだが、何と青が上の時には平和を象徴し、赤を上にすると戦闘状態を表すというから驚きだ。歴史上様々な国の支配下に置かれた経験が、こうした特徴を国旗に持たせたんだろうか。フィリピン国民にとっては赤はまさに情熱の色なんだろうな。そして、左側の白い正三角形の中に描かれた太陽にはその昔顔が描かれていたこともあったそうだ。今は削除されているが、この太陽も植民地時代の抵抗のシンボルだったことを考えると、消されて良かった気もするな。まだまだ安定しているとは言えない東南アジアで、再びフィリピン国旗の赤が上になるような事態が来ない事を願うぞ。