キプロスの国旗の意味・由来
北部のトルコ系住民に勝手に独立を宣言され、国土の約37%を持っていかれたキプロス共和国は、そんな中でも国土を統一したいという切ない想いを国旗に込めているんだな。ど真ん中にはっきりと島全体(北部も含む)を載せた上で、オリーブの枝2本。オリーブと言えば言わずと知れた平和の象徴。それが2本あるってことはどういうことだい?そう、これには逃げて行ったトルコ系住民と、この国に留まっているギリシャ系住民を表しているってわけさ。いつの日かこの二国民がもう一度結び合わされますようにって、いわば片思いしてるってわけだ。じゃあ、ついでにもう一個切ないネタ晴らし。実はこの国旗をデザインしたのは、トルコの美術教師だったのさ。統一を願ってトルコ系に描かれた旗は、奇しくもトルコ系の独立によってかなわぬ夢となったのさ。