インドの国旗の意味・由来
独創的な3色の色遣いと真ん中のシンボルが、他国の3色旗とは明らかに異なるインパクトを与えてくれるな。まず真ん中に描かれている国章について簡単に説明しておこう。よく似ているがおなじみの菊の御紋ではないから注意しろよ。元々はインド建国の父であるガンジーが糸車をイメージして取り入れたらしい。つまりは独立の象徴だったわけだ。ただ、ある意味では商業主義の流れをもろに食らう形で、繊維産業のイメージとみなされた糸車は消え、それによく似たアショーカ王の時代に柱に刻まれていたハスの花の紋章が採用されたらしい。いつの時代も政治と経済は密接に結びついているってわけだ。背景の3色は、上部のサフランがヒンズー教を、下部の緑がイスラム教を表し、間の白で争わないさまをイメージさせるらしいが、公式見解ではそうした宗教的要素は好まれないらしい。勇気・平和・信仰の3色ラインと見てほしいそうだ。何だかややこしいな。