- 概要 -
見事とは、見た目が素晴らしく優れているということである。立派とは、内容、内面が素晴らしく優れているということである。
- 詳しい解説 -
見事とは、見るという語が含まれていることからもわかるように、見た目が素晴らしく優れているということである。「見事な手さばき」などのように、見た目だけでなく、やり方などを指して用いられることもあるが、これもやり方が見事に見えるという視覚的な表現として用いられることが多い。そのため、内容が良くないことでも用いられることがある。例えば、「海外旅行の際、見事にスリにやられた」などと、その手口ややり方に焦点を当てて優れていたことを表すことがある。
立派とは、素晴らしいものや優れてるものに対して用いられるが、見た目だけでなく、内容や内面の素晴らしさも含めて用いられることが多い。前述の見事とは、用いた際に伝わるニュアンスが異なる。例えば、「見事な大学」というと、建物など外見の作りが素晴らしい大学を想像するが、「立派な大学」というと外見もさることながら、大学の教育など内面も評価しての言葉である。