雑然と乱雑の違い

雑然と乱雑の違い

雑然と乱雑の違い

- 概要 -

雑然とは、雑多に入り混じっている様子。整然の対義語である。乱雑とは、秩序がなく入り乱れている様子である。

- 詳しい解説 -

雑然とは、整然の対義語である。「雑然」の「雑」とは、粗末、いいかげん、精確ではないなどの意味があり、「然」という語でそのような状況が見られるということを示している。いろんなものが入り混じり整っていない状況、雑多な状況を表している。整然の対義語であるため、本来なら整理できる状況や、整理されているべき状況が見られない時に多く用いられる。物理的に目に見える実際の事柄に対しても用いられるが、頭の中が整理できていないというような目に見えない状況に対しても用いることができる。

乱雑とは、秩序なく様々なものが入り乱れている様子である。「乱雑」の「乱」は、「混乱」などの「乱」であり、乱れていることを指している。前述の雑然と違い、実際に目に見える状況に対して用いられることが多く、目に見えない、例えば前述の頭の中の状況を指して用いられることは少ない。