月食と三日月の違い

月食と三日月の違い

月食と三日月の違い

- 概要 -

月食とは、月と太陽の間に地球が入り、地球の影によって月が欠けて見えることである。三日月とは、太陽の光の当たる角度(地球から見る角度)によって、太陽の光が当たっている部分が明るく見える為、月が欠けて見えることである。

- 詳しい解説 -

月食とは、月と太陽の間に地球が入り、地球の影によって月が欠けて見えることである。太陽ー地球ー月の順番で並んだ際に起きる。地球の影が完全に月にかかる場合は「皆既月食」一部分に影がかかる場合「部分月食」と呼ぶ。皆既月食、部分月食を合わせれれば、1年に1、2回。まれに、3回起きる年もある。ちなみに、太陽ー月ー地球の順番に並んだ際は「日食」と呼び、月食よりも発生頻度が高い。ただ、月食は発生時は、月が見える場所にいれば、地球のどこからでも観測できる為、地域が限られる日食よりも月食の方が観測しやすいと言える。

月は、地球の衛星である為、地球の周りを回っており、その地球もまた太陽の周りを回っている。その為、太陽、月、地球の位置関係は規則性を持ちながらも変化している。その変化に伴い、月が太陽から光を受ける面、そして地球から月を見た際の角度が変わる。それにより、太陽の光を受けた月の光と影の部分が変化し、月の満ち欠けが生じる。三日月とは、前述の移り変わりの中で、円弧状に細く輝いて見える状態のことである。