- 概要 -
通常ならば、発生する予算をあらかじめ予測し、ある程度明確なレベルで本予算を決定するが、それを決めることができなかった場合、最低限確実に必要な予算として、暫定的に出される予算を出す。これを暫定予算という。補正予算とは、暫定予算に従って動き始めたものの、不測の事態などにより修正が必要になった場合、改めて予算に対して補正をかけて出される予算のことである。
- 詳しい解説 -
暫定予算とは、行政などでよく耳にする言葉であるが、通常ならば、発生する予算をあらかじめ予測し、ある程度明確なレベルで本予算を決定するが、それを決めることができなかった場合、最低限確実に必要な予算として、暫定的に出される予算を出す。これを暫定予算という。本来ならば、本予算を決め、その時に行われる見通しが正しければ、この予算通りに進むはずであり、後で見直し、修正が行われることはないはずであり、それが望ましい。ただ、現状は、後になって問題が浮上したり、そもそもの暫定予算の計画が甘いなどの理由で、予算の計画を修正しなければならないという状況が常習化している。特に、暫定予算の場合は、暫定的に出した予算のため、修正が必要な場合が多い。
そのような時に出されるのが、補正予算である。上にあげた理由以外にも災害など不測の事態によって、修正が必要な場合もある。