助詞と副詞の違い

助詞と副詞の違い

助詞と副詞の違い

- 概要 -

助詞とは、単語と組み合わせて使うことにより、言葉同士の関係を示したり、言葉の対象を示すことができる語句のことである。副詞とは、単語の程度や状況を説明したり、強調する時に、単語に付け加えて使うことができる言葉である。

- 詳しい解説 -

助詞とは、単語と組み合わせて使うことにより、言葉同士の関係を示したり、言葉の対象を示すことができる語句のことである。よく「てにをは」や「てにはを」と呼ばれる。「コーヒーが飲みたい」の「が」や、「小説を読む」の「を」など、また、「旅行に行く」の「に」や、「家へ帰る」の「へ」などは、格助詞と呼ばれる。これらは、例えば、「コーヒーを飲みたい」「旅行へ行く」「家に帰る」などと、他の助詞と入れ替えても意味が変わらない場合がパターンも多く、助詞が日本語の伝統的な品詞と呼ばれる所以である。また、語尾につける、「素敵だわ」の「わ」や「できるかしら」の「かしら」も助詞である。

副詞とは、単語の程度や状況を説明したり、強調する時に、単語に付け加えて使うことができる言葉である。例えば、「朝起きるとすぐにコーヒーが飲みたくなる。なぜなら、とてもコーヒーが好きだから」という文の中で、動作の状況を説明している「すぐに」、程度を説明している「とても」、また「なぜなら」も副詞である。