鉄分とヘム鉄の違い

鉄分とヘム鉄の違い

鉄分とヘム鉄の違い

- 概要 -

鉄分には、大きく分けて、肉や魚などに含まれる動物性の「ヘム鉄」と、野菜などに含まれる植物性の「鉄」がある。

- 詳しい解説 -

鉄分には、大きく分けて、肉や魚などに含まれる動物性の「ヘム鉄」と、野菜などに含まれる植物性の「鉄」がある。

鉄分とは、通常、体の中に適切な量あるものである。ただ、女性は生理がある為、鉄分が失われる量が多く、鉄分不足になりやすい。鉄分は食事で摂ることができるが、納豆や小松菜、ほうれん草、ひじきなどが良いとされている。これらは植物性の鉄を含む食べ物である。加えて、動物性の鉄分もある。

ヘム鉄は、レバーや貝類、かつおなどに含まれており、そのような動物性の鉄分である。鉄とポリフィリン環から構成されており、ただの鉄よりも体に吸収されやすいのが特徴である。小腸からの吸収の場合、通常の鉄が1-6パーセントの吸収率なのに対し、ヘム鉄では、10-20パーセントの吸収率となり、その差は大きい。