- 概要 -
低温やけどとは、瞬間的に熱さを感じるほどではない温度に触れ続け、やけどを負うことである。やけどとは、熱により、皮膚などに損傷を負うことである。
- 詳しい解説 -
低温やけどとは、瞬間的に熱さを感じるほどではない温度に触れ続け、やけどを負うことである。通常、人は痛みなどの刺激を感じた際、危険を回避する行動を反射的に行う。これを脊髄反射というが、やけどの場合も例外ではなく、多くの場合、熱いものを触ってしまった場合も反射的に手を離す動きをする。(脊髄反射では、手を握ってしまう為、熱いものを手のひらで触るのは危険である)
しかし、低温やけどの場合、脊髄反射を起こすような刺激的な熱さではない温度のものに、長い時間肌が触れていた場合、皮膚、時には皮膚の深部にまで損傷を負うことがある。湯たんぽが代表的な例であるが、ノート型のコンピュータを膝の上に置くなどにより、起きることもある。
やけどとは、熱により、皮膚などに損傷を負うことである。正式には「熱傷」と呼ぶ。皮膚だけでなく様々な熱傷の種類がある。例えば、「気管熱傷」があるが、これは火災などの際に、高い温度の気体を吸い込んで気管に熱傷を負うやけどである。