蒸留水と超純水の違い

蒸留水と超純水の違い

蒸留水と超純水の違い

- 概要 -

蒸留水とは、加熱し気化した蒸気を再度冷却して、純度を高めた水である。超純水とは、電解質やその他の溶解成分を可能な限り取り除いた水のことである。

- 詳しい解説 -

蒸留水とは、加熱し気化した蒸気を再度冷却して、純度を高めた水である。水は加熱されると、いずれ沸点を迎え気化を始めるが、その際、水よりも沸点の高い物質や、そもそも揮発性物質でない不純物は水の中に残る。その為、気化する水は純度が高いと言える。その気化した純度の高い水を、冷却することによって液体に戻すと、不純物を取り除いた純度の高い水をと作り出すことができる。これが蒸留により水の不純物を取り除く方法である。一番身近な例としては、海水から塩と水を作る方法はこの方法が多く用いられている。

超純水とは、電解質やその他の溶解成分を可能な限り取り除いた水のことである。精密機械を作る工場や、医療現場、研究を行う際などに用いられる。ただ、超純水の明確な定義はなく、用いられる現場や企業によってその基準は異なる。