中傷と批判の違い

中傷と批判の違い

中傷と批判の違い

- 概要 -

中傷とは、根拠のない悪口を言うことである。批判とは、人が行った行為などに対して、厳しい評価をし述べることである。

- 詳しい解説 -

中傷とは、根拠のない悪口を言うなどし、他の人を傷つけたり、人の名誉を傷つけたりすることである。「根拠がない」というのが、中傷の大きな特徴である。事実とは異なる、実際には行われていないことを引き合いだし悪口を言うことは中傷である。中傷された人が、名誉が傷つけられたとして、法的手段を取ることもあり、裁判へ発展することもある。

批判とは、人が行った行為などに対して、厳しい評価をし意見を述べることである。「実際に起きたこと」「実際に人が行った行為」に対しての評価や意見であるという点が、批判の大きな特徴であり、前述の中傷との大きな違いである。ただ、実際に行われた行為などに対して、意見を言う際、その意見の根拠をはっきりと示さず、抽象的に批難するのであれば、それはその行いに対する批判ではなく、中傷である場合もある。批判を述べる際は、その意見の根拠を明確に示す必要がある。

国会でも、批判は許され、中傷は許されない。