水炊きとちゃんこ鍋の違い

水炊きとちゃんこ鍋の違い

水炊きとちゃんこ鍋の違い

- 概要 -

水炊きとは、鶏肉や野菜などを水で煮込んだ鍋料理である。ちゃんこ鍋とは、大相撲の世界に伝わる鍋料理である。

- 詳しい解説 -

水炊きとは、鶏肉や野菜などを水で煮込みつくる鍋料理である。具材を煮る際の水が、昆布などでとった出汁などを用い、味付けされたものではないことが、水炊きという名前の由来である。

博多水炊きなどが有名であるが、九州地方や関西でも食べられていた。九州(博多水炊き)は、肉は鶏肉、野菜はキャベツなどを使うのが一般的であり、関西では、肉は鶏肉や豚肉、野菜は白菜やネギなどを使うのが一般的である。

ちゃんこ鍋とは、大相撲の世界に伝わる鍋料理である。もともと、「ちゃんこ」とは、力士が相撲部屋で作る料理のことを指しており、ちゃんこ鍋も、力士が作る鍋という意味合いである。その為、中に入っている具材や、味などの明確な定義があるわけではなく、力士が作る鍋という部分が定義としては重視される部分である。極端に言ってしまえば、「もつ鍋風ちゃんこ鍋」「水炊き風ちゃんこ鍋」「キムチ鍋風ちゃんこ鍋」などが存在していてもおかしくない。相撲部屋ごとに伝わる味があり、伝統のちゃんこ鍋が存在する。力士が引退し、ちゃんこ鍋の店を開くこともある。