正室と側室の違い

正室と側室の違い

正室と側室の違い

- 概要 -

正室とは、正式な妻、本妻のことである。側室とは、本妻ではない妻のことである。身分の高い人についていることが多い。

- 詳しい解説 -

正室とは、正式な妻、本妻のことである。一夫多妻の場合、複数いる妻の中で一番であり、身分も高く、正式な妻として認められている人のことである。日本においても、歴史の中で一夫多妻が存在した時代は長く、特に、地位が高い者や、裕福な者が複数の妻を有していた時代がある。そのような場合、本妻のことを指して用いられる表現である。そもそも、一夫一婦制で妻が1人しかいない場合は用いない。

側室とは、本妻ではない妻のことである。前述のように、一夫多妻の場合、複数いる妻の中で一番であり、身分も高く、正式な妻として認められている人のことを正室と呼ぶ、それに対して、正式な妻ではない者のことである。日本の歴史の中では、側室は、その家に仕える使用人としての地位しかないことが多く、本妻ではない妻という表現が適切でないほど、主人に対して弱い立場にあり、正室とも比べられないほど地位の差があった。