焼香と線香の違い

焼香と線香の違い

焼香と線香の違い

- 概要 -

焼香とは、仏教で亡くなった方や仏をお香を焚いて拝むことである。線香とは、棒状に形成されたお香のことである。

- 詳しい解説 -

焼香とは、仏教で亡くなった方や仏を拝む際にお香を焚くことである。焼香の際お香を焚く方法として、抹香や線香がある。抹香とは、炭の上で香を燃やす方法である。(仕方は宗派などによっても異なる)それを通夜や葬式などの際に、抹香が用いられることが多く、焼香=抹香というイメージが強く、そのように使い分けられることもある。葬式などでは、抹香を用いた、立礼焼香、座礼焼香、回し焼香のいずれかが用いられる。

線香とは、香りのする材料を練り合わせ棒の形に形成したお香のことである。また、渦巻き状に形成されたものもある。正しくは、「綫香」と書き、「綫」とは細長い糸を意味する。少しずつ燃えていき、長く時間をかけて燃焼できるのが特徴である。一般的には、墓参りや仏壇を拝む際に焚かれるが、単純に香りを楽しんだり、蚊取り線香のように別の用途で用いられることもある。