積乱雲と入道雲の違い

積乱雲と入道雲の違い

積乱雲と入道雲の違い

- 概要 -

積乱雲とは、縦方向に成長した大きな、また、厚く濃厚な雲である。雷雨をもたらす。入道雲とは、積乱雲のことである。

- 詳しい解説 -

積乱雲とは、縦方向に成長した大きな、また、厚く濃厚な雲である。気象予報などで、「大気の状態が不安定」という言葉を聞くが、この大気の状態が不安定な時は、上空に冷たい空気、地上には暖かい空気があり、下へ向かおうとする冷たい空気と上へ向かおうとする暖かい空気が対流を起こす。このような時、積乱雲は起こりやすい。雷雨、時にはひょうを降らせることもあるこの積乱雲は、水平方向の範囲は比較的狭く、数キロから十数キロであり、雨も一時間程度で止むことが多い。

入道雲とは、積乱雲のことである。入道とは、仏の道へ入ることである。その為、お坊さんや坊主頭の人も入道と呼ぶようになった。そして、積乱雲のことを「大入道」という坊主頭の妖怪になぞらえて呼んだのが語源とされている。