- 概要 -
ゲソとは、イカの触手、足のことである。スルメとは、イカを干したり、機械で乾燥させるなどした乾物である。
- 詳しい解説 -
ゲソとは、イカの触手のことである。ゲソを漢字で書くならば、「下足」であるが、「げそく」が略されて「げそ」となった。一般的に日本では、イカの触手を下にしてみることが多い、その為、下にある触手が足とみることも一般的である。しかし、これは学術的には間違いであり、触手を上にしてみるのが正しい。日本で多くの人が認識しているイカの上下は、逆ということである。
スルメとは、イカの内臓を取り除き、天日干しをしたり、機械で乾燥させたりして作る乾物である。「アタリメ」ということもある。完成したスルメは、長期保存することができ、出汁として用いたり、煮物に入れたりする。また、網の上などで炙ってそのまま食べることができるが、非常に硬い。日本では縁起物として結納品などとして用いられることもある。