触手と触角の違い

触手と触角の違い

触手と触角の違い

- 概要 -

触手とは、無脊椎動物などの頭部から伸びている手のように動かして何かに触れたり引き寄せたりできる柔らかい突起物のことである。触角とは、節足動物の頭部にある感覚器官である。

- 詳しい解説 -

触手とは、無脊椎動物などの頭部や口の近くから伸びている柔らかくて、手のように動かしたり、餌を絡め取ったり、引き寄せることができる器官のことである。このように、手のように使われる柔らかい器官ということ以外に明確な決まりはなく、触手の定義は非常にあいまいである。タコやイカの腕も触手と表現されることがある。
過去に触手動物門という門が存在したことがある。

触角とは、節足動物の頭部にある感覚器官である。運動の為の器官として働く場合もあるが、主に感覚器官であることが多い。クモなど一部を除きほとんどの節足動物が触角を持っており、左右で対となっている。また、有瓜動物、軟体動物の中にも触角を持っている動物が存在する。触角は大きく動かすことで、接触したものや気流、熱や音、匂いなどを感じ取るとされている。