参与機関と諮問機関の違い

参与機関と諮問機関の違い

参与機関と諮問機関の違い

- 概要 -

参与機関とは、意思の決定権はないが、意思を拘束する議決を行う機関である。諮問機関とは、行政庁からの諮問に応じ、専門的な意見を述べる機関である。

- 詳しい解説 -

参与機関とは、行政庁の意思を決定するけんけんは持っていないが、行政庁の意思決定に参与する事ができ、行政庁の意見を法的に拘束する議決を行えるなどの権限を持っている機関である。この、参与機関の参与により、法が適用されるにあたり、公平を図るなどが目的である。

諮問機関とは、行政庁から諮問を受けた際に、重要政策などの行政機関の意思決定に対して、専門的な意見を述べるものである。諮問機関の、答申には法的拘束力はない。

参与機関や諮問機関を持つ目的は、行政への国民参加や専門知識の導入、また、公正の確保や利害の調整などとされている。参与機関や諮問機関に任命される者は、その時々の目的や専門性などにより様々である。

法的に拘束力のある参与機関はもちろんのこと、諮問機関も国の政策や法律制定などに大きな影響を持つ。