栽培と養殖の違い

栽培と養殖の違い

栽培と養殖の違い

- 概要 -

栽培とは、野菜や植物などを植えて、育てることである。養殖とは、魚介類などを、人為的に増やし育てることである。

- 詳しい解説 -

栽培とは、一般的に野菜や植物などを植えて育てることをいう。しかし、漁業の分野でも栽培という語を用いることがあり「栽培漁業」というものがある。栽培漁業とは、一般的に卵から稚魚の間の外敵から身を守ることができない間、人の手により育て、その後外敵から身を守れるほど成長したら、放流し自然の中でさらに成長したものを漁獲するという手法である。日本では、マダイ、サザエ、ヒラメなどでこの栽培漁業が用いられる。

養殖とは、人の手によって、増やし育てることであるが、栽培漁業と違い、放流することはなく、卵や稚魚の状態から成長し出荷するまで、水槽や人工のいけすなどで人間の手によって育てる手法である。日本では、牡蠣やホタテなどの貝類や、のりなどの養殖が盛んである。