古墳と塚の違い

古墳と塚の違い

古墳と塚の違い

- 概要 -

古墳とは、土などを盛り上げ丘のようになっている墓のことである。塚とは、土などが高く盛ってある場所のことである。

- 詳しい解説 -

古墳とは、主にアジアで豪族や支配者などの高い地位の人が埋葬された墓である。土などで盛り上げられて丘のようになっているのが一般的であるが大きさや形は様々で、時代などによっても異なる。日本でも多くの古墳が見られ、古墳(特に前方後円墳)の建造が卓越した時代を古墳時代と呼ばれる。

塚とは、土などが高く盛ってある場所のことである。古墳と同じように、誰かの墓である場合もあるが、ただ単に目印として土が盛られている場所も塚と呼ぶ事ができる。その為、ただ単に地形的に丘になっている部分や、小山なども塚と呼ばれる事がある。また、貝などが捨てられ山となったものを貝塚と呼ばれる。現代では、そのような場所を、例えば「あ!塚だ!」などと用いる事はほとんどないが、地名に「塚」という文字が入っているということがよくある。