- 概要 -
コシヒカリとは、稲の品種の1つであり、新潟県や九州で多く栽培されている。つや姫とは、山形県で多く栽培されている稲の品種の1つである。
- 詳しい解説 -
コシヒカリとは、もともとは福井県で誕生した稲の品種である。いもち病にかかりやすいという弱点があり、現在ではいもち病に抵抗性がある改良された「コシヒカリBL」という品種が主流になっている。コシヒカリとは米の銘柄としても用いられるが、「コシヒカリ」「コシヒカリBL」どちらの稲から取られたとしても銘柄は「コシヒカリ」とされる。また、稲が倒れやすいいという欠点もある。ただ、耐冷性が強く高温下でも品質が低下しないという長所もあり、粘りが強く食用の米として人気が高い。
同じ交配から生まれた稲として「ササニシキ」がある。また、「あきたこまち」「ヒノヒカリ」「ひとめぼれ」など、コシヒカリと別のものを交配して生まれた品種も多くある。
つや姫とは、山形県で多く栽培されている稲の品種の1つである。草丈が短く倒れにくい長所があり、その名の通り、つやがあり、粒が揃っていると評価される。山形県はつや姫を戦略的に売り込んでおり、譲渡にも県の許可が必要であり、実際につや姫を密かに入手した種籾を栽培し譲渡しようとした逮捕者も出ている。