帰化と亡命の違い

帰化と亡命の違い

帰化と亡命の違い

- 概要 -

帰化とは、本人の希望をもとに、別の国の国籍を取得し、その国の国民になることである。亡命とは、様々な原因で、自国での生活が送れなくなり、他国へ逃げ込むことである。

- 詳しい解説 -

帰化とは、本人の希望をもとに、別の国の国籍を取得し、その国の国民になることである。日本も帰化を受け入れている国の一つである。帰化する為には、国籍法第5条で記されている条件をクリアする必要があり、その中には、5年以上日本に住んでいることや、年齢の制限などに加え、素行条件や生計条件などもある為、条件がクリアしていれば必ず帰化が許可されるわけではない。また、帰化の際、日本の国籍を取得する代わり、今まで持っていた国の国籍を失うことになる。

亡命とは、政治的問題、経済的問題、宗教的問題など、様々な原因で、迫害を受けたり、生活がままらなくなり、自国での生活を捨て、他国へ逃げ込むことである。帰化が、合法的であるのに対して、合法的ではない方法で亡命を行うこともある。その為、亡命先の国籍を取得できるとは限らず、亡命後も苦労を強いられることが多い。